who,what,which,whose,when,where,why,howといった疑問詞関係詞について見ていきます。
whがつく言葉は本質的に「ギャップ=情報の穴」を念頭に発話されています。
何かしら情報が足りない穴。その穴を補助的に埋めるためにwh語は機能します。
目的語や主語が足りない情報のギャップ。
それをWhoなどで「誰が」と情報を補足します。
wh語を使う際は、常にこの「情報の穴」がどこにあるのかを意識します。
「情報の穴」探しは英文を読んだり、英語に接する時間が長ければ長いほど上達します。
関係詞も同様で、欠けた情報の穴を埋める働きを補佐します。
I met a man who likes fruits.
I met a man likes fruits.
This is a cell phone everybody likes.
This is a cell phone that everybody likes.
This is a teacher everybody likes.
This is a teacher who everybody dislikes.
文法書ではwhoの目的としてwhomを使うことが述べられていますが、現代ではほとんど用いられて折らず、消えかかった用法です。情報の穴が人であればwhoでどれも通用します。
言語には欠けている情報の穴を強く埋めたい働きがあるので、「情報の穴」との間に修飾関係が生まれます。
参考文献
・「ハートで感じる英文法 決定版」大西泰斗/ポール・マクベイ (著) NHK出版 2018/08/10