加算・不可算名詞のイメージ 輪郭をクッキリと捉えられるか

英語の数えられる名詞(加算名詞)と数えられない名詞(不可算名詞)について扱います。

どういった場合に数えられ、どういった場合に数えられないのか、そしてこの区別にどういった意味があるのかを見ていきます。

ネイティブが加算不可算の単語を全て丸暗記しているわけではなく、全ては物の見方・感覚に基づいています。

加算・不可算の区別は、「くっきり」を感じたのなら名詞を加算で扱い、「くっきり」を感じないなら不可算で使う、というものです。

「くっきり」と形をもつかどうかが重要です。
動物や物は輪郭としてくっきりと形を掴むことが出来ます。
しかし液体や幸せなどは形が「くっきりと決まった形がない」ため不可算名詞ということになります。

料理などで刻まれたり、煮込まれたりしたときに元のくっきりとした形を失った物は不可算扱いをします。

同じ名詞でも加算・不可算を使い分けるときがあります。
noises 1つ1つがクッキリとした形を持つ騒音として認識されている。
noise 1つ1つで明確に区別できないうるささを表現している。

クッキリとした形が意識されるか、されないか、発話者の見方の違いによって加算・不可算は使い分けられます。

抽象的な意味を持った名詞でも「クッキリとした輪郭」を感じることが出来れば加算名詞で使えます。
experience 単なる経験
an experience 個別具体的な経験

wine  液体としてのワイン
wines 種類としてのワイン

take action 漠然とした行動
take actions 明確かつ具体的な行動

difficulty 漠然とした困難
difficulties いくつかの具体的な困難

light 明かり・光
lights 電球・電灯などの明かり・光

paper 材質としての紙
papers 書類

room スペース・空間
rooms 部屋

glass ガラス
glasses グラス・器

複数・単数の違いだけでも英語は物に関して多くの情報を伝えることが出来るのです。

参考文献

・「ハートで感じる英文法 決定版」大西泰斗/ポール・マクベイ (著) NHK出版 2018/08/10