前置詞:for 「〜に向かって_矢印の方向と広い範囲」

前置詞forの基本イメージは「向かって」で、「→(やじるし)」で方向を示すイメージです。

意図的に向かう感覚があります。目標・目的など何かを求める感覚があるときはforです。
look for 探す
search for 探す
wait for 待つ

forは方向を示すだけで、同じ方向を指し示すtoとは違って目的地にたどりついていません。

listen for は音の方に「向かって」耳を傾けるといった感覚で、音源と結びつかないイメージです。

forは「向かっている」ことだけを示します。目的地にたどりついたかどうか、どれほど近づいたのかは明示されないのがforです。

また、「〜のあいだ」のforは「どれくらい継続したか」を表します。比較されるduringは「何かの最中の間に」を表します。

responsible for 責任の範囲
forが持つ「向かう」→「指し示す」イメージから派生して、範囲限定の意味を持ちます。

■参考文献

・「ハートで感じる英文法 決定版」大西泰斗/ポール・マクベイ (著) NHK出版 2018/08/10