助動詞の過去形を中心に、なぜwould,could,mightなど過去形を使うと丁寧な印象になるのかをまとめます。
距離を取る感覚から来ています。
角が立たないように、直接的にきっぱりと事実を言うのではなく、距離を取っています。
過去形の形を取るが、過去の意味は無いcould
We could try to opening our online shop tommorrow. 明日自分たちのネットショップがオープン出来るんじゃないかなぁ。
canを弱めた表現としてcouldが使われています。自信がなく、弱気な印象です。
助動詞の過去形はその助動詞が本来持つ強い主張から一歩退いた控えめ表現としてよく使われます。
この「控えめ」という印象は、過去形がもつ「距離を取る・離れる」イメージから来ています。
自信を持って断言できない、はっきりと言うところまでは確信がない、自分の意図はそこまで強くない、本当は違うかも知れないけど何か言いたい、、、こうしたときに助動詞の過去形を使うことで距離感が出来るのです。
直接的なもの言いから距離が離れているため、助動詞の過去形を使った表現は丁寧で控えめな印象になるのです。
そのため~するかもしれないのmayもmightになると30%以下ぐらいの意味合いになるので、可能性が一気に下がった印象になります。
She may come here today. 彼女今日来るかも知れないよ。
She might come here today. 彼女ひょっとしたら今日ここに来るかも。
willはかなり確信に満ち、wouldは「〜じゃないかなぁ」程度の自信のない表現です。
WouldやCouldの丁寧表現も同じく「距離感」が強く出ています。
Would you ~
Could you ~
Would you mind opening the window?
mindがかなり相手への思いやりを感じさせる表現に。
Would you care for a cup of tea?
また一般動詞の過去形も丁寧表現を出せます。
現在形は生々しくぶつかりますが、現在とちょっと切り離すことで聞き手の重圧が減り、丁寧な印象を与えるのです。
How long did you want to stay, madam?
ホテルで何泊のご予定でしょうか?
過去形も直接的な表現から一歩距離を置くという感覚から丁寧な印象を持たせる事が出来るのです。
※以下執筆中
■参考文献
・「ハートで感じる英文法 決定版」大西泰斗/ポール・マクベイ (著) NHK出版 2018/08/10