受動態の感覚

受動態は特別な形で、能動態では間に合わないとき意図を達成したいときに使います。

簡単に能動態で表す事ができるものを受動態で表すと不格好な文になります。

受動態は誰がやったか分からない、
1,誰がやったのか言うことが出来ない時、
2,主語を軽くしたい時
3,話のトピックをずらさない時
4,客観性を与える時
に使います。

1.例えば誰かにお金を盗まれたときに受動態は使います。能動態は主語を明確に必要とするので、主語が分からない時に使う能動態です。そもそも受動態ではbyを使うことが少なく、その理由は主語が分からない時に受動態を使う感覚があるためです。

2.英語は極端に長い主語の後に短い述部が続く頭でっかちの形を嫌うので、この形を使うために受動態が使われます。長い主語はbyで持ってきます。

3.物語の主人公を主語に置くために受動態が使われることがあります。

4.セールスマンはよく受動態を使います。この商品はダイエットにとても効くと言われています、といったように客観性が上がるからです。誰がそう言ったのかを示さないのでみんながそう言っている印象をもたらします。

参考文献

・「ハートで感じる英文法 決定版」大西泰斗/ポール・マクベイ (著) NHK出版 2018/08/10