仮定法は現実離れした話を述べるときに使う形です。「現実感の希薄さ」「そんなこと起こらないだろう…」というニュアンスが常につきまといます。
仮定法を過去形で表すのは、過去形が「距離を置く」イメージを持っているからです。
ありえない仮定を受けて、「〜だろう、〜だったらそうするのに」と意味したいときは、過去の助動詞を使って「弱い」表現をします。
過去形の持つ「現実離れ」から「控えめ」のイメージで仮定法は生み出されます。
■参考文献
・「ハートで感じる英文法 決定版」大西泰斗/ポール・マクベイ (著) NHK出版 2018/08/10