英語では未来を表す表現がたくさんあります。それぞれ「顔」を持つ未来に関する表現をまとめます。
willとbe going to
willとbe going toは同義語ではありません。同じ未来でも話者の視線の先が違います。
willは「精神力」を表し、be going toは「流れの中にいる」ことを表します。
wiiは精神の力で何かを実現しようとする未来、未知のものに対して確度の高い予測をすることを表す助動詞です。
「〜するぞ」という意志の力や「〜だろう」という確信に満ちた未来に関する予測を表します。
これから「〜するぞ!」「じゃあ私がそれをやります。」というその場で意志決定したことはwillです。
be going toは「流れの中にいる」状況を表します。
ある目的地に流れるエレベーターの上に乗っているイメージです。
事態は既に動いており、向かいつつあるその流れの中にいます。
「〜するつもり」という意味も「結果に向かって動きつつある流れ」から来ています。
よって、流れの中で今まさに起こりつつある緊迫感もでます。
He’s going to be sick! 彼は今まさに吐きそうだ!
「前々からするつもりがあったんだよね」「元々割り当てられた自分の仕事」は事前の流れの中を意味するのでbe going toで表します。
進行形も未来を表す。
未来の時点を表す語句がついている場合、未来の時を念頭に「このときにはこれをやっているだろう、あのときにはあれをしているだろう」、と予定や計画を表す事が出来ます。
I’m playing a video game at 17:00 tomorrow. ゲームを17時にする予定。
現在形は事実として確定した未来
現在形は、既に事実と考えられるほど確かな未来として、列車のダイヤやタイムテーブル、カレンダーなどの予定に使われます。
The train arrives at 13:05. この列車は13時5分に到着する(予定)。
Christmas Day falls on a Saturday this year. 今年のクリスマスは土曜日だ。
This movie starts at 22:00. この映画は22時に開演する。
I leave for China on Tuesday. 中国に火曜日立つことになっている。
会社の予定として組み込まれた出張予定など、現在形は現在の事実として認識できるほど「確定した未来」を示すのです。
参考文献
・「ハートで感じる英文法 決定版」大西泰斗/ポール・マクベイ (著) NHK出版 2018/08/10