まだまだ英語については学習途上の私ですが、アメリカに一年半ほど正規留学をした経験があります。
正規留学では、英語ができない人を集めた外国人だらけの語学学校とは違って現地のアメリカ人と一緒になって大学のクラスを受講していきます。英語ができない人に向けたフォローも基本は無いため授業ついて行くのが厳しいですし、私が留学したところは日本人自体も少なかったところでした。そんな中、そこで出会った数少ない日本人はみんな英語が自然にできていた人たちばかりで(TOEFLiBT100点以上の人も多かったです)、英語ができなかった私はその英語上達のコツを聞いたり、英語ができる人はどこが違うのだろう?と観察していました。そこで今回の記事は留学して気づいた英語が自然にできている人の特徴をまとめてみました。
1, 英語が好きで、とにかく英語に接している時間が長い
やはり、英語ができる人は中学や高校といったころから英語が好きであった人が多いです。洋楽が好きだったり、映画や海外ドラマが好きであったり、海外のアーティストやモデルに影響を受けていたり。何かしら幼い頃に英語文化に接した機会があり、文化と一緒に英語も一緒に好きになった人が多かったです。そういう人は息抜きでも普段からYoutubeで英語圏のコンテンツを見ていることも多く、自然と英語に接する時間が多いのも印象的でした。
2, 英語を勉強しているという感覚が無い
1の英語が好きなことと重なりますが、英語ができる人は英語を勉強しているという意識が少ない人が多いのも印象的でした。普通に日本で暮らしていると、英語は学校でやらされる勉強科目の一つとなってしまいます。私はこの英語を勉強する感覚が無意識にすり込まれ、かなり英語の上達が遅れたと感じています。
TOEFLiBT110点(TOEFLiBTは120点満点)の友達は英語の参考書などほとんど買ったことが無いようで、取り組んでいたのは過去問と公式問題集ぐらいだとのことでした。彼は日本の受験で英語の参考書マニアになっていた私とはかなり対照的でした。帰国子女というわけでも無く、留学するまで海外経験も無かった彼は、留学していく中での交流、授業、そして空き時間などに英語のコンテンツに触れていく中で自然に英語ができるようになったとのことです。
3, 課外活動に参加し、外人の友達、恋人がいる。
考えてみれば当たり前ですが、クラブや課外活動に参加して英語ネイティブの友達を持っている人は、話す機会も多いからか、英語ができる人が多いです。特に強いのは現地英語ネイティブの恋人ができている人たちでした。英語をしゃべる絶対量が自然と増える為、英会話がすらすらできるようになっていました。
そういった積極的に現地の人と交流していた人に共通していたのは、文法が間違っても間違いを恐れずに堂々と喋っていることでした。日本人なんだから、英語はできなくて当たり前。完璧主義に陥らず、文法がごちゃごちゃのブロークンイングリッシュになってもお構いなしに英語で話していました。でたらめな英語でも、むしろ外人さんの方から積極的に理解してくれるんですよ。真面目すぎて、文法を一切間違えないように意識してしまうと余計awkward(ぎこちない)な英語になってしまい、ますます喋れなくなるという負のループに陥ってしまいます。
英語を“勉強”意識で取り組まず、楽しむことで英語に触れる絶対量を伸ばしつつ、完璧主義にならないで、ガンガン英語を使う環境に身を置くことが英語ができるようになるコツのようです。
まとめ
・英語ができる人は英語コンテンツを趣味にして英語自体を楽しんでいる。勉強感覚で英語に接していない。
・英語に接している絶対量が多い。(英語ができるのに年齢は関係なく、絶対量が肝心。)
・特定の教材を使っているかどうかは一切英語の実力と関係が無かった。中には参考書を使わず、過去問しか持っていない人もいた。
・自分の好きな方法で英語に長く接している時間を持っている人が結果的に英語ができている人が多かった。