英語には2つの要素を並べると後ろが前を説明するという原則があります。
You liar!
単語を2つ並べただけでYouをliarが説明する関係が成り立ちます。
be動詞には実質的な意味は無いため省略されたり短く発音されるのは、そもそも無くても後ろが前を説明するからです。
二つの塊が並べられただけで修飾関係が成り立つのです。
この大原則で知覚構文や使役動詞なども説明できます。
I painted the wall blue.
Your story made me sad.
I found the meat a bit tough.
I’ve always considered her very mature for her age.
こうした英語のリズムを感覚で掴み、実践してみましょう。
知覚構文でも同様です。
I saw Nancy crying
I saw him playing with his family in the park.
-ing以下のカタマリが説明として並べられているに過ぎません。
動詞の原形を使うか、-ing型を使うかは-ingのイメージを使うか使わないかで決めます。
-ingは躍動感、目の前で動きが繰り広げられている感覚でした。
動詞の原形はそういった動きのイメージはないので、シンプルに淡々とそのことを伝える感覚です。
その行為を見た瞬間に焦点を当てたい場合は-ingです。その行為が行われている躍動感を伝えられます。
上手に英語のブロックを並べる感覚を身につけるとシンプルで短い文の中に英語を収める事が出来るので意識して使っていきましょう。
参考文献
「ハートで感じる英文法 決定版」大西泰斗/ポール・マクベイ (著) NHK出版 2018/08/10